家計を見直したいと思ったとき、真っ先に削ろうとしてしまうのが食費や日用品費といった変動費ではないでしょうか。
しかし、毎日の買い物で節約を続けるのは意外と大変で、私自身も「頑張っているのに全然お金が貯まらない…」と感じていました。
そんな悩みを一気に解消してくれたのが 固定費の見直し です。
固定費は一度見直すだけで翌月から自動的に支出が減り、ストレスなく節約できる“最強の節約術”。
この記事では、主婦の私が実際に取り組んで効果があった固定費の見直しによる「月1万円節約方法」を、わかりやすく5つのステップでご紹介します。
固定費の見直しをきっかけに年間16万円以上の節約に成功。
家計簿アプリ1,200日以上の記録経験をもとに、誰でも続けられる“ムリしない節約術”を研究。
サブスク整理・スマホ料金・電気ガスの最適化など、20項目以上の固定費を改善してきました。
当ブログでは、自分で試して本当に良かった方法だけを、初心者にも分かりやすく紹介しています。
固定費とは?節約するために優先して見直したい項目

固定費とは、生活をしている限り必ず発生する毎月の支出のことです。
特に家計管理においては、変動費よりも固定費の見直しが圧倒的に効果的といえます。
理由はシンプルで「一度見直せばずっと効果が続くから」です。
食費などの変動費は頑張り続けないと節約が維持できませんが、固定費は契約さえ変えれば翌月以降も勝手に節約が続きます。
代表的な固定費には以下のようなものがあります。
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スマホ代
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インターネット回線
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電気・ガス料金
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サブスク(月額課金サービス)
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保険料
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車の維持費
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家賃・住宅ローン
これらは一度契約すると、必要ないものでも「なんとなく」払い続けてしまいがちです。
特にサブスクは“使っていないのに毎月発生”しやすいため、固定費の中でも優先順位が高い項目です。
さらに固定費は、家庭ごとに状況が大きく異なるため、見直しの幅も大きく変わります。
例えば、スマホ代を家族全員で見直しただけで月8,000円以上削減できた家庭もありますす。
また保険を最適化したことで毎月5,000円以上安くなったという例も少なくありません。
主婦であれば「無理しない節約」が求められます。
その点、固定費の見直しは生活の質を下げる必要がないため、ストレスが少なく、長続きしやすいのが大きな魅力です。
固定費を見直して節約!高くなりがちな家庭の共通点とは

なぜ多くの家庭で固定費が高くなってしまうのでしょうか?
実は、ほとんどの家庭には以下のような“共通点”があります。
これを知るだけでも、節約の第一歩として大きな効果があります。
昔の契約をそのまま使っている
最もよくあるのが「昔のままの契約プランを放置している」というケースです。
スマホや電気のプランは年々変わっており、今の自分の使い方に合っていないプランのまま支払い続けている家庭は非常に多いです。
私自身、子どもが生まれたころに加入した大容量プランをずっと続けており、実際には3GBも使っていないのに高い料金を支払っていた…という失敗があります。
使っていないサブスクが放置されている
サブスクは便利な一方で“使っていなくても料金が発生する”ため、もっとも無駄が発生しやすい固定費です。
動画サービス、音楽サービス、学習アプリ、ニュースアプリなど、使わないまま何ヶ月も払い続けてしまうケースは珍しくありません。
特に家族全員分のサブスクが重複している家庭は要注意で、気づかぬうちに毎月数千円無駄にしている可能性があります。
支払い方法が分散して把握できていない

クレジットカードや引き落とし口座が複数ある家庭は、支払いの把握が難しくなります。
私も以前「なんとなく便利だから」という理由でカードを2〜3枚使い分けていました。
しかし、そのせいで明細を見ても何の支払いなのか分からないことが多く、結果として無駄なサブスクを数ヶ月以上も放置していたことがあります。
比較・見直しをしないまま続けている
「今のままでいいや」とプランを見直さない家庭も多いです。
実際、プランを比べるだけで数千円単位で安くなることはよくあります。
“面倒くささ”が固定費を高くする最大の原因と言っても過言ではありません。
固定費を見直して月1万円節約する5ステップ

ここからは、主婦の私が実際に取り組んで効果があった「固定費の見直し方法」を、5つのステップに分けて解説します。
ここを読むだけで、今日から取り組める節約すべき行動が明確になります。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
ステップ①:固定費をすべて書き出す
固定費の見直しで最も重要なのが“書き出して見える化すること”です。
これをしないと、何が無駄なのか判断できないまま見直しが中途半端になってしまいます。
紙やアプリ、エクセルなど形式は何でも構いません。
大事なのは「どんな名目でいくら払っているか」を正確に洗い出すことです。
書き出す主な項目
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スマホ代
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インターネット代
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電気・ガス・水道
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サブスク
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保険料
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車関連費
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住宅ローン・家賃
私はこれをおこなったことで「なんとなく払っていたお金」の多さに驚きました。
特にサブスク系は小さな金額でも積み重なると大きな出費になります。
ステップ➁: サブスクの棚卸しをする

サブスクの中には月額300円や500円といった少額のものが多く、気づいたときには複数のサービスに加入している状態になりがちです。
私自身も、動画サービスを2つ、音楽サービスを1つ、子どもの知育アプリを1つと、合計4つのサブスクに加入している時期がありました。
しかし実際に使っていたのは動画サービスの1つだけ。
ほかの3つは「暇なときに見よう」と思って加入したまま、数ヶ月まったく開いていませんでした。
そこでサブスクを見直した結果、使っていない3つを解約し、月に合計1,680円の節約に成功しました。
たった1,680円と思われるかもしれませんが、1年で考えると 20,160円。
1年で2万円以上も支出を抑えられたと考えると、サブスクの見直しは非常に効果が大きいと実感しました。
サブスク見直しのポイントは「使っているかどうか」を冷静に判断することです。
「いつか使うかもしれない」という理由で契約を続けていると、どんどん固定費が膨らんでいきます。
まずは過去1ヶ月以内に利用したサービスかどうかをチェックし、使っていない場合は解約を検討してみましょう。
ステップ③:スマホ料金を見直す

スマホ料金は、家庭の固定費の中でも最も大きな削減幅が期待できる項目です。
「格安SIMが安い」という話はよく聞きますが、実際に乗り換えたりプランを変更したりするのが面倒で、つい後回しにしてしまう人は多いです。
私もその一人でした。
しかし、思い切ってスマホのプランを見直してみると、その効果は想像以上のものでした。
以前は大手キャリアの大容量プランを使っており、毎月約8,000円ほど支払っていました。
ところが、実際の使用データ量を調べてみると、1ヶ月のデータ通信量は平均3〜5GBほど。
これなら大容量プランを使う必要がないと判断し、より安いプランに変更したところ、毎月 3,200円の節約 に成功しました。
スマホ代を見直すときのポイントは以下の通りです。
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データ容量を見直す(使っていないなら下げる)
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通話オプションが本当に必要か確認する
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格安SIMを検討する
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家族割やセット割を見直す
特に格安SIMは、通信速度の問題が心配と思いがちですが、日常的なネット利用やSNS、動画視聴程度ならまったく問題ないケースが多いです。
私は乗り換えてからストレスを感じたことは一度もありません。
ステップ④:電気・ガスのプランを最適化する

電気料金は「使った分だけ払うもの」と思われがちですが、実はプランによって大きく料金が変わります。
特に電力自由化以降は、多くの電力会社が新しい料金プランを提供しており、家庭の生活スタイルに合ったプランを選ぶことがより重要になっています。
私の家庭でも、プラン変更をするだけで毎月2,000円ほど安くなりました。
変更したのは“時間帯による料金の違いが少ないプラン”で、日中に家にいることが多い我が家の生活スタイルに合っていたためです。
また、電力会社によっては「セット割」や「ポイント還元」が充実している場合もあり、これらを活用することでさらに節約効果が期待できます。
ガスも同じで、都市ガス・プロパンガスによって料金体系が異なります。
特にプロパンガスは業者によって価格差が大きいため、一度見積もりを取るだけで数千円単位で変わることもあります。
電気・ガスを見直すチェックポイントは以下の通りです。
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基本料金が高くないか
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生活スタイルに合ったプランか
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セット割やポイント還元が使えるか
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プロパン業者の比較をしているか
見直しに手間はかかりますが、その効果は非常に大きく、長い目で見ると数万円以上の節約につながります。
ステップ⑤:支払い方法を整理してムダをなくす

支払い方法が複数に分散していると、契約の管理が難しくなります。
私自身、かつては複数のクレジットカードを使い分けていたため、どのカードで何を払っているのか分からなくなり、数ヶ月以上も使っていないサブスクを放置してしまった経験があります。
そんなとき、思い切って主要な支払い方法を1つ(メインカード)にまとめたところ、管理が劇的に楽になりました。
支払いが一箇所に集まることで明細チェックがしやすくなり、必要のないサービスがすぐに発見できます。
また、私の家庭では夫婦で同じクラウドサービスに別々に加入しており、月500円ずつ、合計1,000円を無駄に払い続けていました。
支払い方法を統一して初めてその重複に気づき、すぐに解約することができました。
支払い方法を整理するメリットは以下の通りです。
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重複契約を防げる
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無駄なサブスクに気づきやすい
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家計の流れがシンプルになる
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家族で共有しやすくなる
整理するだけで節約につながるため、非常に効率の良い取り組みです。
固定費を見直した結果、月1万2,000円の節約に成功

これまで紹介した見直しをすべておこなった結果、私が実際に削減できた金額はこちらです。
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スマホ代:3,200円
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サブスク:1,680円
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電気代:2,000円
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重複支払い:1,000円
合計で 7,880円。さらに、保険料やガス代の見直しも追加で行い、最終的に 月1万2,000円の節約 に成功しました。
固定費は一度見直すだけで継続的に節約が続くため、「頑張って節約する」という感覚がなく、むしろ「あれだけ払っていたのが嘘みたい」と感じるほど効果を実感しました。
固定費見直しによる節約は家計だけでなく“心の余裕”も生む

固定費が減ると、お金だけでなく“心の余裕”も生まれます。
家計の見通しが良くなると、「来月の支払いは大丈夫かな?」という不安も減りますし、貯金に回せるお金が増えることで、将来への安心感も高まります。
また、固定費は無理のない節約のため家族にも協力してもらいやすいです。
節約を頑張りすぎて家族がストレスを感じるということがないので、家庭の雰囲気も明るくなります。
まとめ:固定費の見直しは主婦にとって最強の節約術

下記のような固定費を見直すだけで、生活の質を落とさずに家計改善ができます。
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固定費を書き出す
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サブスクを整理する
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スマホ代を見直す
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電気・ガスの最適化をする
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支払い方法を整理する
この5つのステップだけで、月1万円以上の節約は十分できます。
節約に悩んでいる主婦の方は、無理な節約をする前に、ぜひ固定費の見直しから始めてみてください。

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